利便性の高い収納スペース
収納スペースの充実度は、住宅の住み心地の良さの決め手のひとつともなるものです。取り出しやすい場所に収納スペースがあると、物の出し入れにかけるエネルギーが少なくて済みます。注文住宅を建てる際には、適した場所に適したサイズの収納スペースを作るように心掛けましょう。狭小地に家を建てる場合は、なかなか十分な収納スペースを確保できないのではないか、と悩むこともあるかもしれません。見落としてしまいがちなデッドスペースを見つけることで、収納スペースを増やすことができますよ。床下や壁面を利用して収納スペースを作れば、収納力がぐんとアップします。ロフト収納を取り入れると、おしゃれで広々とした収納スペースを作れます。
キッチンデザインの工夫
注文住宅の設計では、キッチンデザインに重点をおきたいという人も多いのではないでしょうか。キッチンデザインにおける大事なポイントのひとつが、動線を考えて設計することです。食材を取り出す、下拵えをする、調理をする、最後に盛り付けるという作業が快適にこなせるように十分配慮して設計してください。食材を収納するパントリーと冷蔵庫が離れた場所にあると、食材の準備だけであたふたと動かなければならなくなります。パントリーと冷蔵庫を隣接させるといった工夫をするとよいでしょう。出来上がった熱々の料理を家族に味わってもらいたいという場合は、アイランド式キッチンを導入して、料理をダイニングに提供しやすい間取りにするのがおすすめです。
狭小住宅は主に都心に建てられます。駅やバス停が近く、商業施設や病院に足を運びやすいです。また、狭いからこそ家の中の移動が楽になり、掃除も細かいところまで行き届くのが魅力です。